小海町の紹介
豊かな自然と水の町 小海町
昭和31年9月に北牧村と小海村が合併し、翌年4月に東馬流が編入されて現在の小海町が誕生しました。
長野県の東部、南佐久地域のほぼ中央に位置し、北八ヶ岳と、奥秩父山塊の間に東西に細長い形をした町の真ん中を千曲川が流れ、川に沿って帯状の平坦地が広がっております。
町の東に秩父山塊および茂来山の裾野が西北に広がり、西は八ヶ岳の広大な裾野が東北に広がって高原をなし、高原野菜の産地となっております。
また冬は厳しい寒さ、風土によりスケートやスキー、ワカサギ釣りなどウインタースポーツも盛んで、自然豊かな四季が楽しめる高原の町です。
〈町の名前の由来〉
平安時代の八ヶ岳の大崩落によって千曲川が泥流によってせき止められ、海尻駅~小海町松原湖駅間で天然ダム湖が形成されました。同じ岩雪崩により小海町土村付近でも相木川がせき止められ、そこにできた小さな湖は小海と呼ばれ、それが地名になりました。
〈人口〉
約5000人
〈町木〉
カラマツ
〈町花〉
サラサドウダンツヅジ
〈町のシンボルキャラクター〉
「森の妖精プティリッツァ」
プティリッツアとは豊かな自然環境とすべての生命を大切にする温かい心のある土地にしか住めないとされている伝説の森の妖精であり
そんな彼らが共存できる小海の自然や温かい人の心を後世まで維持し郷土を愛する心を忘れないようにと町のシンボルキャラクターにしました。
町内では、町の人々が切り株で作ったプティリッツァが至る所で見ることができます。
〈観光スポット〉
-
松原湖・・・やわらかな山容の北八ヶ岳の麓や穏やかに静かにきらめく松原湖の水面。ナラやカラマツの樹林が取り囲み織り成す景観は、朝夕には神秘的ともいえる輝きをみせます。松原湖高原はそんな原始からの美しい自然をまもりつつ人が気軽に触れ合える高原リゾートです。紅葉の見ごろは10月中旬~下旬です。12月下旬~2月までワカサギ釣りも楽しめます。
-
小海町高原美術館・・・1997年7月29日開館。八ヶ岳の麓、長野県小海町松原湖高原に建つ、安藤忠雄氏設計の美術館です。安藤忠雄:1941年大阪生まれ。69年に安藤忠雄建築研究所を設立。95年建築界のノーベル賞といわれる「プリッカー建築賞」を受賞。 他受賞多数。代表作には、「住吉の長屋」、「光の教会」、「ユネスコ本部瞑想空間」、「淡路夢舞台」、「フォートワース現代美術館」、「ピューリッツアー美術館」などがある。当町在住で元国画会会員の画家、栗林今朝男氏の作品、人間国宝で陶芸家の故島岡達三氏の作品を中心に所蔵し、郷土作家、現代美術、建築、デザイン等を扱った、特色ある企画展を開催しています。入館料は一般500円、小中学生150円です。隣に八峰の湯があります。
-
八峰の湯(ヤッホーの湯)・・・八峰の湯の浴場は、内湯(源泉掛け流し、高温浴槽)、遠赤サウナ、露天風呂、岩盤浴と充実しています。営業時間は10:00~21:00で入館料は大人500円、子供200円です。隣に小海町高原美術館があります。
-
松原湖高原・・・松原湖高原オートキャンプ場でキャンプができます。バーベキュー用品もレンタルできます。アスレチック・マレットゴルフ・パターゴルフ・釣り堀もあり、ピクニックもできます。
-
松原湖高原スケートセンター・・・人工のリンクです。11月~2月中旬まで営業しております。入場料1000円です。
また、小海町はアニメーション作家・映画監督の新海誠の生まれた町でもあります。
【新海誠監督プロフィール】
新海 誠(しんかい まこと、1973年2月9日)は、日本のアニメーション作家・映画監督、小説家。本名は新津 誠(にいつ まこと)。長野県南佐久郡小海町に出生。長野県野沢北高校卒業。中央大学文学部卒業。実家は建設会社(ゼネコン)を代々営む新津組。子供の時からSFや宇宙関係のものが好きだった他、当時まだ珍しかったパソコンを買い与えられ遊んでいた。部活動では、小学校時代はスピードスケート部に所属し、中学では男子バレーボール部部長を務めた。高校では弓道部に所属。大学では児童文学研究会で絵本の制作活動をした。長野県野沢北高等学校を1991年に卒業したあと上京し、1996年に中央大学文学部文学科国文学専攻卒業。大学在学中からアルバイトとしてゲーム会社・日本ファルコムで働き始める。大学卒業後は4代目として家業を継ぐための修行として、父親の紹介を受けた都内の住宅メーカーに勤める予定だったが、それを断り1996年に大学を卒業して、日本ファルコムに正式に入社。
ゲーム開発部門への配属を希望したが叶わず、ロールプレイングゲームのパッケージ制作を担当し、キャッチコピーやパッケージビジュアルの作成、画像の選定などを行った。同社のパソコンゲームのオープニングムービーを制作する傍らで、自主制作アニメーションを制作し、1998年に『遠い世界』でeAT'98にて特別賞を、2000年に『彼女と彼女の猫』を第12回CGアニメコンテストでグランプリを獲得した。
会社員時代は、夜中に帰宅したあと午前3時頃までアニメーション制作を行い、翌朝6時に起床し出社するというような生活を送っていたが、2001年初夏の頃に、方向性の違いから5年間勤めた日本ファルコムを退社。現在コミックス・ウェーブ・フィルムに所属。
【君の名は。について】
『秒速5センチメートル』(2007年)、『言の葉の庭』(2013年)など、意欲的な作品を数多く作り出してきた気鋭のアニメーション映画監督・新海誠。新海誠監督の待望の新作となる『君の名は。』は、夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡の物語です。世界の違う二人の隔たりと繋がりから生まれる「距離」のドラマを圧倒的な映像美とスケールで描き出しています。